REPERTOIRE

意思 /2021.07.16

2021.07.16

保育報告で頂いた写真。
一心不乱に石を地面に擦り付けている然くんが、その時何を見て、何を感じていたのかを想像すると、胸がアツくなった。
とても然くんらしい姿で、その姿を受け入れて、見守ってくれる人たちに出会えた幸せを噛み締める一枚でした。

5月から森のようちえんに通い始めた然くん。君は本当にツイてる。ちょっと独特なところもあるけど、それをそのまま受け入れてくれる人に、これまでも出会ってきたし、これからも出会い続けることができる。
私はこれまで然くんを預けた保育園にとても感謝している。岐阜に来てから色々あったけど、今に辿り着くために必要な過程と、チャンスを与えてくれた人たちには、感謝しかない。

いつか道に迷った時にこの頃のことを思い出してほしい。少しいびつだけど、このまっすぐな線と、それを描いた時のことを。
・・・覚えてないんだろうなぁ。。。

今、お世話になっている森のようちえんはこどもの庭
岐阜県美濃加茂市を拠点にした森のようちえんです。
これまでお世話になった保育園も、本当に素晴らしいところばかりでしたが、こどもの庭に来るとこれまでには体験したことのない、胸を鷲掴みにされるような感動を覚えることが、多々あるのです。

すごくエネルギーを感じる写真ですが、叫んでいる言葉は
「お弁当食べたい人、手をあげてーーーーー!!!」です。

こどもたちと森に入ると、生命のエネルギーをビンビンに感じます。
森は植物や昆虫や動物、木々や土、水も、空気もすべてが、生きているものの集合体。
私たち人間も生き物ですが、こどもたちはより、そのエネルギーが強いのかな。より、野生に近いというか。
彼らは森に入るとそれはもう生き生きと、命の集合体とくんずほぐれず混ざり合って、戯れているように見えます。

そんな子供たちの表情は、どんな表情もとても美しくて、ハッとさせられます。

先日次男が初めて、クワガタムシを持って帰りました。
「ぼくの相棒だよ!」

当番の人によると、

どんな険しい道でも、相棒を袋等に入れる事なく、絶対に手で連れていくのだと、言って、水筒が落ちても空いてる片手のほうで頑張って首にさげ、リュックもどうにかこうにか、クワガタをもったまま自力で背負って、やっと東屋まで辿り着いたそうです。

その間、見守っていてくれていた当番の方は一つも手出しせず、根性で全て一人でやってのけた、と。

昆虫にとってはいつまでも握りしめていないで、虫かごなどに入れてあげる方がよかったかもしれませんが。
母、号泣。
うれしくて、おいおい泣きました。
その貫き通す意思の強さと、それを手出しをせず見守る大人。
ああもう、本当に大丈夫だ、と感じた瞬間でした。
ここにいれば、安心だ、と。

そして私がもしその場にいたら、そんな風に見守れるだろうか、とも思いました。
私も大きく成長するチャンスをもらえたことを、心から嬉しく思っています。日々鍛錬!!!!

さあ、夏がやってくる!!!